元湯石屋の自慢

元湯石屋は、江戸時代よりつづく加賀藩ゆかりの老舗旅館でございます。
当館へ来られたお客様に、古色蒼然とした金沢の風情や懐かしく心休まるご宿泊を楽しんでいただけるよう、なるべく手を加えず昔のたたずまいを残してまいりました。ですので、よくお客様からは「懐かしい〜」「心が落ち着きます」といったお言葉をお聞きいたします。
私どもはそういったお客様の声が大変嬉しいことだと思っております。

懐かしい日本の風景が残る金沢の表座敷、深谷温泉にあり、古いものに手間をかけ使い、そしてシンプルですが素材の味が分かる料理と、宮本武蔵が傷を治癒したと言い伝えられる琥珀色のお湯のモール泉でゆっくりとお風呂に浸かり、日々の心と体の疲れを癒していただき、本当に来てよかった。と喜んでいただくことに一生懸命でいたいのです。
また、二百年にわたって受け継がれてきた飾らないおもてなしで、お客様をお迎えし、心に残る旅のお手伝いをさせていただきます。

元湯石屋は宿泊されたお客様に、子供の頃に感じた田舎の故郷のような、懐かしさを感じて頂きたいと思っております。
田舎のゆっくりとした時間を満喫できる、人も宿の雰囲気も暖かいことが自慢の宿です。どこか懐かしくてほっとする、心のふれあいを大切にしたおもてなし。
いつでも気軽にいらしていただける場所であるように、精一杯のおもてなしを致します。

江戸時代より続く元湯石屋は、木のぬくもりと和風の建物の情緒を楽しめる宿です。
最新の施設にはない昔ながらの風情は、どんなに時代が変わっても、貴重な財産である建物を姿そのまま、守り続けてきたからこそ味わえるものです。

また、地場ならではの素材にこだわった料理、そしてお客様を大切に想う心は、創業当時より変わりません。時間が生み出したこの宿ならではの安らぎを感じていただき、心落ち着くひとときをお過ごしいただければと思います。

元湯石屋の料理は素朴で地味ですが、口にして、素材の良さがわかるようなシンプルな料理を心がけています。

金沢の四季の移ろいとともに、その季節ならではの旬の食材を使った「石屋会席料理」。口に入れた瞬間、自然に笑みが溢れるような、そんな昔ながらの懐かしい味です。
食材だけでなく調味料にもこだわり、素材の美味しさをより引き立てます。本当に美味しいものを召し上がっていただきたいという想いで提供していますので、お客様からも「美味しかった」「また食べたい」とのありがたい声をいただける事が、私達の一番の喜びです。

宮本武蔵が傷を治癒したと言い伝えられる琥珀色のお湯のモール泉。
古くから伝わる深谷の湯の持つ効能は湯治にも良いとされており、ゆっくり温泉に浸ることで、人の持つ免疫力や自然治癒力を高め、日頃の疲れた心と体が癒されます。

「美人の湯」とも称される深谷の湯は、肌触り滑らかな泉質。
phの高いアルカリ性泉質の温泉は「お肌がつるつるになる」と、多くのお客様から愛されています。
身体の芯からあたたまる良質な湯を、存分にお楽しみください。